- それまで郊外にあった研究所を街なかに移し、研究員と生活者が身近に接することでイノベーションを起こそうという試みだ。そのため1、2階をコミュニケーションスペースとして開放。「美のひらめきと出会う場所」をテーマとして、ミュージアムやカフェ、ビューティコーナー、エクササイズ・スタジオなどのさまざまなコンテンツを揃えている。空間デザインを手がけるのは国内外で注目されている佐藤オオキ氏。エントランスのベンチがアイデアを書き付ける付箋紙のオブジェだったり、白衣姿の研究員が行き来するガラス張りのラボスペースがあったり、研究所から発想を得た空間演出も見所だ。
- 2階には体験型のミュージアムがあり、4つのゾーンで構成されている。洗顔、サンケアなどコーナーごとに小さな実験装置が置かれ、化粧品に活用されている技術が実験を通して理解できるようになっている。歴代の化粧品パッケージや広告、PR誌『花椿』なども展示され、時代の先端を行くデザイナーとともに生み出された、資生堂の「美」の世界を体感できる。
- ミュージアムを存分に楽しんだ後は1階のカフェへ。「ベジセントリック」をコンセプトとした野菜中心のヘルシーな食事やスイーツ、ドリンクが揃う。食事はオープンキッチンに並ぶ料理から好きな物をチョイスするデリスタイル。開放感ある空間は居心地がよく、人々がのんびりとランチを楽しむ。ガラス窓の向こうは日々変わるみなとみらいの景色。次はどんな発見と出会えるだろう。
- ※記事内で紹介している一部コンテンツは現在休止しているものもございます。訪れる場合は公式Webサイトをご確認の上お出かけください。
エントランスの壁一面を覆うLEDディスプレイ。屋久島の森にゾウやキリンが集うファンタジーの世界を16K×4Kの映像で超リアルに描く。カフェは1階の奥にある。
白を基調としたデザインの体験型ミュージアム。
時代ごとのヘアスタイルやファッションをバーチャルに体験できるコンテンツ「自分PV」。
1人1人の肌質や好みに合わせ研究員が処方した「美容箋」を基に、ラボで自分専用のコスメをオーダーメイドできる。
5種類の香料をブレンドしてフレグランスづくりを体験。
カフェはガラス張りで明るい。
レモンのベジハイボール。シャーベット状の野菜や果物をトッピングしたオリジナルのアルコールドリンクだ。ヘルシーかつインスタ映えする美しさ。
豆腐の肉団子、カマンベールチーズと野菜のバジルマリネなど旬の食材を使った人気のランチプレート。料理は資生堂パーラーで経験を積んだシェフが手がける。
資生堂 グローバルイノベーションセンター S/PARK
- 住所:横浜市西区高島1-2-11
TEL:045-222-1600(総合案内)
営業時間(2020年7月1日現在)
:S/PARK Museum 11:00〜18:00
休館日:日曜
アクセス:みなとみらい線「新高島駅」より徒歩1分
S/PARK Cafe 9:00〜L.O.17:00
spark.shiseido.co.jp
※お出かけ前に公式Webサイトで営業時間やコンテンツの最新情報をご確認ください。