- 昼過ぎにホテルを出発し、車山高原へ向けてしばらくは森の中をひた走る。白樺湖に着くと視界が開け、湖を眺めながらのさわやかなドライブへと移り変わった。
- 白樺湖から車山へは、天空へと駆け上がるようにぐんぐん登る。先ほどまでの森林とは一変し、視界をさえぎるものは何もない。稜線を眺めながら高原を走り抜けていく。窓を開けていると風が気持ちよく入り込み、日々の疲れや悩みを吹き飛ばしてくれる。ホテルから40分ほどで標高1925mの、ビーナスラインの最高地点に達した。
- それからしばらく平地を走ったあと、カーブの続く下り道となる。途中で霧がかかってしまったが、一面の白い視界も幻想的で美しい。今度はどの道を走ろうか......。
- ビーナスライン
全長約76kmのドライブコース。茅野市街地から上田市の美ヶ原高原美術館まで北上する。写真上は「白樺高原 夕陽の丘」で、霧ヶ峰や車山、遠くには北アルプスが望める。写真下は車山高原。駐車スペースもあり白樺湖や山々を見渡せる。 - 御射鹿池
湯みち街道沿いにある農業用のため池で、その美しさから2010年に農林水産省の「ため池百選」に選定されている。湖面が鏡のようにまわりの木々を映し出す景色は、神秘的で美しい。日本画家・東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフとして知られる。 - 乙女滝
横谷渓谷の入り口から山道を少し下った先にある。名前のイメージとは異なり、大量の水が豪快に流れ落ちる。水しぶきが飛んでくるほどの近さから眺められるため、迫力満点。マイナスイオン指数が2万個/ccで、爽快な気分を味わえる。 - 木戸口神社
乙女滝に向かう途中にある。関所の代役をしていた木戸口があったことからこの名がついた。 武田信玄が開発した軍用道路「棒道」ともつながっていたため、 信玄が近くでのろしをあげて武田軍勢が勢ぞろいしたこともあったといわれている。 - 白樺湖
標高1416mにある周囲約4kmの人造湖で、ビーナスラインのほぼ中央にある。車窓からの眺めもいいが、水際を歩いたりサイクリングをするのもおすすめ。周辺には美術館や遊園地、温泉などがあり、ボートやカヌー、釣りなども楽しめる。 - あわせて読みたい: 大自然のシャワーを浴びる 蓼科ドライブ旅
- 撮影協力:LEXUS
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2019.09.27
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ビーナスラインを走り、森林から天空へ
蓼科周辺ロードマップ5選
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- Kaori Kuwazawa
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- Takao Ota
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- 蓼科東急ホテル
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