斬新さの中に伝統が息づき街のにぎわいにも一役

• 2022年12月、205年ぶりに本殿・拝殿を総建て替えした鳥飼八幡宮は、神社のイメージを一変させてくれる。石造りの古代の神殿にも見える拝殿の壁は、じつは茅葺き。触れるとやわらかく温かい。拝殿を支えるのは、10本の巨石の御柱。そして、拝殿の奥にある吉野檜の本殿は、神社建築で最も古い様式という神明造（しんめいづくり）だ。
  
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• 約1800年の歴史を持つ鳥飼八幡宮は、縁結びと病気平癒、勝負事、芸事、厄除けがご利益。宮司の山内圭司さんは「神社は信仰の空間であり、公共施設でもあり、技術や文化を伝承する役目も担っています。これから先も親しまれる神社を求めての変化ですが、今回の遷宮を支えた世界観は、信仰の素朴な形を追求した“原点回帰”なのです」と話す。
  
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• 福岡市の街中にある鳥飼八幡宮は、毎月開催される、地産の食を楽しむ「福マルシェ」や年1回のカレーフェスなどを通して、地域の人々を結ぶ場でもある。勝負事のご利益から、相撲との縁も深い。常設の神社としては初めて、ネット経由で参拝できるメタバース鳥飼八幡宮も創建した。
  
• 厳かな気持ちになるだけでなく、心を元気にさせてくれる神社。その“福”が鳥飼八幡宮に足を運ばせてくれる。
  

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