- 住みたい街ランキングで常に上位にランクインする不動の人気タウン、吉祥寺。東急百貨店やヨドバシカメラ、ドン・キホーテなど大型の商業施設が充実しながら、井の頭恩賜公園をはじめ自然を身近に感じられるスポットが豊富な点が、人気を集める大きな理由。吉祥寺在住歴33年、街への愛からファンページを立ち上げたY氏はこう話す。
「吉祥寺に住みたいと思う人と、実際に住んでいる人の感覚は若干ギャップがあるような気がします。吉祥寺は新しい店が次々にオープンする華やかな街と思われがちですが、実はローカル色も濃い。昔ながらの老舗や商店街が残り、庶民的な飲み屋街“ハーモニカ横丁”もある。のんびりとした雰囲気が漂い、居心地がいいんです。私にとって吉祥寺は住みたい街というよりも、長く暮らし続けたくなる街といえますね」
都会的でありながら、ローカルな“ゆるさ”をあわせ持つ。そんな吉祥寺の街をY氏は「テーマパークのような街」と呼んでいる。
「エリアによってカラーが全く違うんです。街の北側は買い物に便利な商店街エリア、南側は緑豊かな公園エリア。そして、東側にはディープな居酒屋が多く、西側の通称“東急裏エリア”にはお洒落なショップや飲食店が集まっています。それぞれのエリアの個性を感じるのが楽しいし、長く住んでいても新しい発見がつきません。2022年10月には吉祥寺のメインストリート沿いに「吉祥寺エクセルホテル東急」が誕生しました。1日では足りないくらい遊びどころが満載の街なので、宿泊してじっくり楽しむプランもおすすめしたいですね」
1975年にオープンした大人の秘密基地、吉祥寺の老舗ジャズライブハウス「SOMETIME」にて。「ジャズを聴きながらランチも」
Y氏
- 吉祥寺ファンページ編集長。30年以上にわたり吉祥寺界隈に住み、ブログやSNSにて吉祥寺の魅力を発信し続けている。ブログは月間100万PV、Twitterはフォロワー数12,000人超。Instagramはフォロワー数25,000人超。
kichifan.com
SOMETIME
- ジャズの店を次々に開業し、“吉祥寺の父”と呼ばれた野口伊織氏が1975年に開いたライブハウス。
「赤茶けたレンガ壁に、年季の入った椅子やテーブル。積み上げられた歴史を感じさせてくれる一軒です」