現代アートとお菓子のコラボ「ARTRO (アルトロ)」
- 2022年4月、「現代アート×お菓子」をコンセプトにオープンした「ARTRO(アルトロ)」。運送会社の倉庫として使われていた築100年以上の蔵を改修し、1階はカフェ、2階はアートギャラリーとして生まれ変わった。
元々はカフェを経営しながらアートコレクションをしていたという代表の服部さん。
「お菓子やカフェとアートをコラボさせて、アートの体験をより身近なものにしたい」という思いから、鑑賞者と作品とを繋ぐ入り口にカフェを置き、誰でも気軽に立ち寄れるアートギャラリーを開いた。 2022年8/21-9/18開催「GALLERY COLLECTION展」壁に映像が投影されたり、一面に作品が展示されたりと、展示内容によって雰囲気の変わる空間。 - 2階のギャラリーでは現代アートを中心に、1ヶ月ほどの期間で作家や作品を変えて展示が開催されており、他ギャラリーとコラボして企画展を開くこともあるのだそう。
出身である中国から、世界的にも活躍するへ・シャンユ(何翔宇)氏の作品。色によって視覚でどこまで感じられるか、黄色の種類を研究する一環で制作された。 大阪府出身、三島喜美代氏の作品。情報量が多い現代で情報に惑わされる人間の危機感を、落としたら割れてしまう儚い陶器に投影し表現している。 -
展示内容ごとに1階で販売するお菓子やドリンクも変わり、小さな美術館とミュージアムショップのような形態であるのが「ARTRO」最大の特徴。
メニューのラインアップは作品からインスピレーションを受けたものや、作家の生まれた地の食材を使用したものなど展示と連動しているため、鑑賞したアートの余韻に浸れるのも嬉しい。 「GALLERY COLLECTION展」限定メニュー 自家製レモネード¥620(税込)/レモンケーキ¥280(税込) - 「ギャラリーは入りにくいイメージがあると思うのですが、いつもはアートに触れる機会がない方でも、お菓子や珈琲を通して現代アートを身近に感じていただけたら嬉しいです」
アートを愛する人はもちろん、アートに触れる機会がない人でも気軽に集まれる場所である「ARTRO」。蔵の面影を残す落ち着いた空間で、新たな現代アートと人との出会いを楽しんで。
ARTRO (アルトロ)
- 住所:京都市中京区貝屋町556
TEL:075-585-4554
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜日
artro.jp
※Webサイトをご確認の上、お出かけください。
日々の生活の中でアートを楽しむ「haku kyoto(ハク キョウト)」
- 2018年5月、「そっと、そこに、アートを。」をコンセプトに京都の中心地、四条寺町にオープンした「haku kyoto(ハク キョウト)」。
道端の一輪の花に足を止めて眺めるように、日々の生活の中でアートを楽しんでもらえるきっかけになれば……という思いが込められたこちらのギャラリーは、思い立ったときにふらりと立ち寄れる、開放的な空間が特徴だ。 - 明治時代に建てられた町家をリノベーションした建築は、どこかほっとするあたたかい雰囲気。大きな回転式のガラス窓から差し込む明かりと共に、ゆったりと作品を鑑賞できる。
- 展示されている作品は絵画や写真などの平面作品から、立体物までさまざま。世代も若手から大御所まで、ジャンルに縛られず幅広いアーティストのエキシビション・インスタレーションを企画開催しているため、訪れる度に新しい発見があるのも嬉しい。
2022年8/19-9/5開催「泊 昭雄 写真展」の展示風景 - 「購入もできますし、鑑賞するだけでも大歓迎なので、皆さまのご来場を心よりお待ちしております」
京都で新たなカルチャースポットとして注目を集めている「haku kyoto」。カフェやフラワーショップのように、日常に寄り添うアートに触れてみてはいかがだろうか。
haku kyoto (ハク キョウト)
- 住所:京都府京都市下京区中之町566
TEL:075-585-5959
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日
www.haku-kyoto.com
※Webサイトをご確認の上、お出かけください。