- 京都市の北部・南丹に位置する「美山かやぶきの里」は、まるでタイムスリップしたかのような懐かしい風景に出合える場所だ。その名の通り、美しい山々に囲まれた里には、かやぶき屋根の民家が建ち並んでいる。
- 最古の家屋は、寛政8(1796)年に建てられたもの。ほかにも江戸時代に建てられたものが数多く現存している。三方を山に囲まれ、清らかな由良川が流れる情景は、まさに農村の原風景そのもの。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているのも納得の情景だ。
- 桜が咲き誇る春はもちろん、紅葉の季節や、屋根に雪が降り積もる冬の佇まいも美しい。
美山では豊かな自然や文化が織りなす景観を守るため、エコツーリズムにも取り組んでいる。地域住民だからこそ知る魅力を伝えてくれるガイドツアーも開催されている。
由良川の清流では、夏になると蛍を見ることもできる。満天の星と蛍の光が川面に反射する幻想的な里山の美を堪能しよう。
【あわせて読みたい!】
- 市外まで足を延ばして…京の懐かしい風景に出合う② 伊根の舟屋
comforts.jp/gourmet/9894/
市外まで足を延ばして…京の懐かしい風景に出合う① 和束の茶畑
comforts.jp/gourmet/9812/
絶景プロデューサー詩歩が教える とっておきの京都
comforts.jp/travel/9641/