2008年に始まったボランティア活動は、30回目
- 東急ホテルズは、お客様がご宿泊時に使用しなかったアメニティに応じて寄付を行う環境保全活動「グリーンコイン制度」を2001年に始め、「豊かな水のための森づくり」をもう20年以上も支援している。
- 2008年には社員による森づくりボランティアがスタートし、第1期の植樹から森林整備や森林資源の活用へと徐々に活動範囲を広げ、現在は第4期。これまでに延べ約900人が参加してきた。直近10年間では12ヘクタールの森が整備され、80トンを超えるCO²がこの森に吸収されている※。
※山梨県算定 - この日の作業は、森の育成に不要な低木などを伐採する「除伐」と、枯葉や雑草で見えづらくなった歩道を整備する「歩道整備」。
- 「これまでの活動はもちろんこのまま続け、さらに今後は、たとえば消臭剤ができないかなど、森林資源の活用にも取り組んでいきます」と村井社長は語る。
かん養機能が高い、落葉広葉樹の森づくり。かん養とは「自然に水がしみこむように徐々に養い育てる」こと。活動は除伐と歩道整備のほか、耕作放棄地の拡大防止や、村の伝統野菜の栽培なども行っている。 - 参加者のひとりは、「30回もボランティア活動を続けてきた会社が誇らしい。900人の参加は立派な歴史だと思う」と話した。別の社員は、「子どもが2歳のときに初めてこの活動に参加し、その子はもう18歳になりました」と笑った。それぞれが抱くこの活動へのたしかな愛着と誇り。
- 社員一人ひとりが心を込めて取り組む願いが、この森に息づいている。「グリーンコインの森」は、単なる環境保全ではなく、次世代への贈り物ともいえるのだ。
- お客様の厚意とともに、緑を育む心は、来年再来年へとさらにつながっていく。
森をつくるには、植樹から植えた木の管理、支障木伐採など長い時間が必要。人から人へ、心をつなげてきた。丹波山村の方々とNGOオイスカのスタッフとともに、また次の5年、10年を目指して。