- ザ・キャピトルホテル 東急には「和のたしなみ」が漂う。
- 和のたしなみ、和の精神。
- 日本のホテルにおけるその本質とはどんなものなのだろう?
- 日本人の精神に深く根付いている「和」の文化。襟を正して、礼を尽くすことを超え、ゲストが求めなくとも、そのニーズと快適さが、最初から用意されている。そう、「もてなしの心」とは、「求めなくても自然にそこにある」「自然に提供されている」というものだ。
- 「ザ・キャピトル スイート」は、和を大切にするザ・キャピトルホテル 東急がその象徴としてつくりあげた最上級の客室だ。「和の精神」がこのスイートにいかに重要な役割を果たしているか、29階「ザ・キャピトル スイート」の扉を開けてみた。
- その瞬間、静謐でミニマルな空間がひろがる。
- ミニマルとは「必要最低限」としてとらえられがちだ。だが本来の意味は、余計な装飾や雑然とした要素を消して、必要なものだけをしっかりと見極め、残して磨くこと。
- 223.4㎡の広さのそこかしこに「和の精神」が息づく。
- 色彩は控えめながらも、すべてが計算し尽くされたデザインは、機能的でやわらかく洗練されている。空間だけでなく、そこに添えられた調度も、心地よいシンプルさがかえってその存在感を強めている。整然と、それでいて温もりを感じさせる部屋のなかの視界はクリア。なぜだろう、空気が澄んでいるような感覚になる。
- 静謐さは休むこと安らぐこと、そして時に、なにかに打ち込み、集中することの向上にきっと役立つ。
総面積223.4㎡。ザ・キャピトル スイートは、リビングからダイニングスペース、クローゼット、ベッドルーム、バスルーム、書斎と回遊できるつくり。室内を歩くのに折り返す必要はない。リビングルームにあるソファセットをはじめとする家具は、日本古来の床に座る文化を意識し、あえて低く設えてある。
伝統の継承と特別な部屋への想いを表現する紋章「五七の桐」
- この部屋に入ってすぐに誰もが浸れるのは「いるだけで感じるホスピタリティ」。
- 環境そのものの快適さや安心感、心地よさによって、ゲストは特別なもてなしを受けていると感じられる。ホスピタリティは直接的なサービスだけでなく、空間の雰囲気や設計、細部にわたる配慮によっても感じられるのだと実感する。
- ゲストに対する深い思いやりとゲストを尊重する姿勢。何も言わなくても、ニーズが理解され、満たされること。
- それは、穏やかな空間が人に寄り添い生み出す、心地よい「調和」だ。
- その「調和」によって、滞在自体がひとつの贅沢な体験となる。これこそが、ホテルが目指すホスピタリティのひとつの理想なのかもしれない。
- ザ・キャピトルホテル 東急が位置する東京永田町エリアは、日本の中枢としての重要性を持ち、国会議事堂や総理府がある政治・行政の中心地。周辺環境への特別な配慮が求められる地域でもある。
ベッドルームのヘッドボードには、日本古来の高貴な紋章「五七の桐」をあしらい、伝統の継承と特別な部屋への想いを表現。 特等席は2脚のハイバックチェア。日本のトップブランド「リッツウェル」製で、大きく湾曲したヘッドレストと高いクッション性で、包み込まれるような座り心地。
日が沈みゆく前の一刻、茜色のマジックアワー
- マジックアワーが、いよいよ近づいてきた。
- 窓の外に見える国会議事堂は、日没と前後してライトアップが始まる。
- 時計の針が進む1秒ごとに、美しい東京のパノラマがコントラストを強めていく。
- ルームサービスの料理やワインで特別なディナーを楽しむのもいいけれど、日々の喧騒から離れて、快適なソファやチェアで、のんびりと夕景から夜景のグラデーションを眺める時間も贅沢だ。
- 思索にふければ、人生への新たなインスピレーションが生まれてくるかもしれない。
国会議事堂、その先の皇居、そして東京スカイツリー……窓からは朝から晩まで、いつでも都心のパノラマビューがのぞめる。夕刻のマジックアワーが、ビル群を「茜色」に染める。その「茜色」は、ザ・キャピトル スイートに採用されたアクセントカラー、この時間を形容する際に用いられる伝統色だ。
ザ・キャピトルホテル 東急
-
住所:東京都千代田区永田町2-10-3
TEL:03-3503-0109
アクセス:地下鉄南北線・銀座線「溜池山王駅」6番出口直結
地下鉄千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前駅」6番出口直結
「東京駅」から車で約10分・首都高速<霞ヶ関ランプ>から約3分
tokyuhotels.co.jp/capitol-h/