- ここで描く事は、少し先の未来を想像したお話です。それではスタート!
- ―夏季休暇取得に関する連絡―
そんなタイトルのメールが会社から届いた。
昨今の状況もあり、いつもなら当たり前のように夏が近づくと「いつ休暇をとる?」なんて、社内でスケジュールを確認しあっていたが、昨年からの状況で誰もが「休暇」を積極的に取ろうとしていなかった。
「だって、休暇をとったところでね・・・。」
と、思いつつも休暇をとったとして、出来そうな事を考えてみた。
人が多そうな場所をさけたい。
住んでいるところに近い環境もさけたい。
車を持ってないから電車で行ける場所がいい。
知らない街を散策したい。そして、ローカル線に乗りたい。
そんなことを考えていたら休暇を積極的に取りたくなってきた。
「どこかないかな?あ!そうだ・・・。」
以前読んだネットの記事を思い出した。
ここなら私の理想の場所かもしれない。
三島の駅前に、ずっと景色を眺められる空間がありました ~前編~
三島の駅前に、ずっと景色を眺められる空間がありました ~後編~
「この記事の場所、行ってみたいと思っていたんだよなー。」
ホテル内のレストランの食事もおいしそうだし、富士山がみえるお風呂もある。
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それに街も素敵だ。源兵衛川の川沿いを歩いて散歩なんてのもいいかもしれない・・・
「よし!三島に行く。」
そう決めて、休暇届けを提出した。
この休暇は、のんびりマイペースな旅が楽しめそうだ。