INTERVIEW

2023.07.14
INTERVIEW

SPECIAL INTERVIEW "NICOLAI BERGMANN"
フラワーアーティスト
ニコライ・バーグマン
未知の体験こそが発想と活力の源<後編>

21歳でデンマークから単身来日、日本をベースにフラワーアーティストとして活動を始め、今年で25年になるニコライ・バーグマンさん。年間の3分の1は旅に出て日本はもちろん、世界を巡るというニコライさんが長きに渡り、異国の地、日本で活躍し続ける秘訣とは──。
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  • Momoko Yasui
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  • Yoshiaki Tsutsui
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期待値を超えられるかどうか
それがおもてなしだと思う

  • 新宿に完成した東急歌舞伎町タワーのホテルにもぜひ足を運んでみたいなと思います。新宿という街は、私が初めて日本に来た際に「これが東京か!」と感動した場所のひとつです。コペンハーゲンにはかつて20階以上のビルはありませんでしたから、高いビルの最上階から眺めた新宿は忘れられません。
  • 新宿は他の街とは違い、境目が曖昧な気がします。ビジネスから生活、エンターテインメントまで、様々なものを内包している。いい意味でとてもごちゃごちゃしていて、パワフルな街。私の店舗も新宿にあり、多彩な顔ぶれのお客さんに来ていただいている印象です。
  • 仕事はもちろん、ホテル選びでも大切にしていることは「期待値を超えられるかどうか」。私自身、店舗のスタッフと話し、大切にしていることでもあります。例えば、ホテルのスタッフがチェックインの際に名前で呼んでくれるのは、よくあることですよね。リストをチェックしているので、私の名前がわかっている。けれど次の日の朝も呼んでくれたら、どうでしょう。まさかまだ覚えていてくれるなんて思っていませんから、とても嬉しい気持ちになる。思っていた以上のことが起こると、人は驚きとともに幸福を感じます。それがおもてなしのひとつだと思うのです。私自身の仕事にもとても重要なことで、そのことをホテルから教えてもらいました。
  • 最近の旅で印象的だったのは、鹿児島の沖永良部島。とてもエキゾチックな場所で、たくさんの自然と花々を見ることができました。今夏には、ヨーロッパをドライブして回る予定です。コペンハーゲンからベルリン、ウィーン、そしてチェコを経由して最後はクロアチアまで。旅のことを考えるとワクワクしますね。
  • “仕事が好き、花が大好き。だから日本の文化を受け入れていくことができた”

NICOLAI BERGMANN

  • デンマーク、コペンハーゲン生まれ。21歳で来日。2000年にフラワーボックスアレンジメントを考案して注目を集め、今ではフラワーギフトの定番に。ʼ01年『Nicolai Bergmann Flowers & Design』ブランドを設立。現在、国内外に多数店舗を構える。東京・南青山のフラッグシップストアではフラワーデザインスクールも展開。ʼ22年4月、神奈川県箱根・強羅に「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」をオープンした。


【SPECIAL INTERVIEW】

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