- 近年、人々のライフスタイルは多様化し、お客様がホテルに求めるサービスは大きく変化しています。旅や出張の拠点としての使われ方のほか、ホテル内での自由な時間を重視するお客様や、ワーケーション目的の方も増加。
コロナ禍を経て、再び訪日外国人のお客様も増え、よりきめ細やかな対応力が求められています。
そうした時代の変化を受けて、今年4月、当社は新生「東急ホテルズ&リゾーツ」として新たに始動し、ブラン ドラインナップを拡充しました。 東急ホテルズ&リゾーツ株式会社 代表取締役社長 村井 淳
個性豊かな新ブランド群 DISTINCTIVE SELECTION
- 最も大きな変化は、新たなブランドホテル群「DISTINCTIVE SELECTION」を新設したことです。このカテゴリーには、5月19日に新宿の東急歌舞伎町タワーに開業した「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」、本年、渋谷のリブランドと札幌に開業を予定している「STREAM HOTEL」(※1)、ホテルコンドミニアムの「STORYLINE」(※2)などが属しています。
※1 札幌すすきの駅前に誕生する複合商業施設「COCONO SUSUKINO」に「SAPPORO STREAM HOTEL」が開業予定。
※2 第一弾は2024年、沖縄・瀬長島に開業予定。 東急歌舞伎町タワーに2つのホテルが誕生した。 札幌すすきの駅前に誕生する複合商業施設「COCONO SUSUKINO」に「SAPPORO STREAM HOTEL」が開業予定。 - DISTINCTIVE SELECTIONのホテルには、建物の意匠や客室デザイン、ホテルやその地域での滞在に、今までにない強い個性や特徴を持たせています。たとえば新宿に開業した2つのホテルですが、新宿はビジネス街でありながら、エンターテインメント性が強いまち。年齢層も幅広く、学生やファミリー層、ハイクラスの中高年齢層、そして外国人など、多様な方が行き来しています。多様性の強いまちの様々なお客様を受け入れられるようにと、ラグジュアリーとライフスタイル、タイプの異なる2つのホテルを同時にオープンしました。同じ建物に入居する映画館やシアター、ライブハウスなどとも連携を図りながら、エンタメ色の強いイベントなどを企画していきます。
こうした個性際立つホテルをつくり上げるために、DISTINCTIVE SELECTIONの各ホテルの名称には“東急”の名を付けていません。お客様に「東急というブランド名に安心、安全を感じる」と言っていただけることが多いのですが、あえて東急と名乗らずに、これまで以上に柔軟な発想でチャレンジしていこうと決意しました。大きな変化には勇気と労力が必要です。でも、個性を発揮する挑戦をすることで確実に多様性は高まります。
より多くのお客様に愛されるホテルへ
- 一方、ザ・キャピトルホテル 東急、東急ホテル、エクセルホテル東急、東急REIホテルといった従来の“東急”の名を冠したホテル群は「東急ブランドホテル」というカテゴリーになります。東急ホテルズの歴史は銀座東急ホテルを開業した1960年にスタート。ありがたいことに、“東急”というブランド名に愛着をもつお客様が多くいらっしゃいます。そういったお客様の信頼を失わないためにも、これまでの良いところは残し、新しい要素も取り入れて、より多くのお客様に支持していただけるネットワークをつくっていきます。
私たちが目指すのは「日本一のホテル・オペレーター」です。その大きな目標のベースになるのは、やはり人財力。従業員一人一人がスキルと能力を磨いていくことで、お客様へのサービスの質やワクワク感を高めていきたい。宿泊料金の高い安いではなく、ホテルの価値が認められて「東急ホテルズ」を選んでいただける。そんな理想を胸に、「ひととまちと、こころ満たされる時間(とき)を創る」よう、精進してまいります。
東急ホテルズのブランドラインナップ 詳しくはこちら
www.tokyuhotels.co.jp/information/100085/