• 2023年4月に開業する「東急歌舞伎町タワー」。地上48階地下5階建ての高層タワーには映画館や劇場、ライブホールなどエンターテインメント施設が集結し、新宿の新たなランドマークとして早くも注目を集めています。
  
• 5月19日にはタワー内にふたつのホテルが開業。39階から47階を占める「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」と、18階から38階に位置する「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」です。東急ホテルズ・村井淳社長とふたつのホテルの指揮を執る西川克志総支配人が、ホテルの個性や魅力、そして新宿というまちへの想いを語り合いました。
  
• 村井歌舞伎町という名称は、「戦争で焼け野原になった新宿に歌舞伎の演舞場をつくり、復興のシンボルにしよう」という想いからつけられたそうです。まちの発展にはエンターテインメント性と、それを楽しもうと訪れる人の往来が欠かせません。多様な人々が行き来することで、文化は育まれていきます。“SHINJUKU”は、海外でよく知られ、外国人に馴染みが深いまち。新しいホテルが誕生することで今まで以上に多様性が高まり、まちの魅力が磨かれていくと嬉しいですね。
  
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• 西川私も同じ想いです。ふたつのホテルのうち、ひとつは「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」。ハイグレードなラグジュアリーホテルで、極上のリラクゼーションを提供し、「日系のホテルでもこんな上質なサービスが提供できる」というところをアピールしていきます。一方の「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」はライフスタイルホテルという位置づけで、カジュアルな滞在が可能です。異なる個性をもつホテルが共存することで、お客様の層が広がり、異文化の交流が生まれていくことを期待したいですね。
  
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• 村井ふたつのホテルの名称には、あえて“TOKYU”という冠をつけていません。その代わりにPan Pacific、PARKROYALという世界的なホテルチェーンのふたつのブランド名をパートナーとして表記しました。現在はダイバーシティやSDGsの理念が重視される時代。従来の垣根や枠組を越えて、いろいろな人や企業と繋がり、唯一無二のホテルを目指していきます。
  

多彩なコンテンツやプランで世界のお客様を繋いでいく

• 西川多様性の象徴のひとつが、17階のダイニング＆バー空間。「ホテルとまちを繋ぐ新しい社交場」をテーマに、レストランやバーのほか、オープンテラスやパーティールームを備えます。さらにホテルではタワー内にある劇場や映画館、ライブホールともコラボレーション。劇場で上演されている作品の世界観がホテルの客室でも楽しめるといったプランを用意します。
  
• 村井ホテル内に1日いてもいいし、旅の拠点として利用してもいい。新宿は外国人に人気ですから、多様な過ごし方を提案しなければなりません。
  
• 西川その通りですね。現時点では宿泊客の7～8割を外国人で想定しています。海外からのお客様はサプライズが好き。ですから「Wow!」と言ってもらえるプランや商品をラインナップしていきたいと思っています。
  
• 村井「東急歌舞伎町タワー」のコンセプトは“好きを極める”。お客様に楽しんでもらえる様々なコンテンツを用意し、そのひとつひとつをしっかりと掘り下げていくことが大切です。そして、そのコンテンツがホテルを飛び出し、東京全体へと広がっていってほしい。私たち世代にとっての新宿は、ブームを生み出す東京の中心地でした。映画や音楽に溢れていて、私自身、学生時代にはこのまちで多くの時間を過ごしました。ホテルのオープンをきっかけに、再び新宿の価値が高まっていくといいですね。
  
• 西川私も若い頃は新宿が遊び場でした。親近感のあるまちで新しいホテルの仕事に携われるのは嬉しい限り。チャレンジ精神を大切にしながら、東急ホテルズが培ってきたきめ細かなサービスも大切にしていきたいですね。小さな試みですが、ホテルでは子供用の雨傘を常備します。多くのホテルは大人の傘しか用意していませんから。こんな具合に細かなところに心が行き届いたサービスを提供したいと思います。
  
• 村井その想いで、世界に通用する素晴らしいホテルに育てていってください。心から期待しています。
  
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