旅先で出会った生産者は家族のような存在
- コーヒー焙煎を営む父のもとで育ち、栽培を学ぶために18歳でエルサルバドルの大学に進学。以来46年間、農園開発や栽培指導のため、産地である南米やアフリカなどに足を運び続けてきました。年に数回はプライベートでも旅をしますが、産地での滞在こそ私にとっての旅だと感じます。楽しみは、生産者との出会い。彼らとの出会いは、良いコーヒーに出会うことでもあるからです。30年以上の付き合いになる生産者も多く、私にとっては家族のような存在。渡航できない今は、彼らに会う夢を毎晩見るほどです。
- 産地は、気温が高く、スコールの多い国がほとんど。しかも農園で過ごすことが多いため、丈夫で使いやすく、機能性の高いガジェットが不可欠です。一方で、滞在国の政府関係者に会うなどオフィシャルな場面も多く、オン・オフ両方に対応できるデザインの優れたアイテムを追い求めてきました。そしてたどり着いたのが、バッグと財布のオーダーメイド。悪天候に負けず、貴重品や豆の品質管理に必要な道具類を安全に持ち歩ける収納など、こだわりが詰まっています。タフで、スーツに合う腕時計も欠かせません。
- 渡航できる日が来たら、再び高品質な豆の栽培を実現するための架け橋となり、「途上国の暮らしを豊かにする」という野望に邁進していくつもりです。
GROSS WALTのバッグ
自身の40年以上の旅の経験からつくったグロースヴァルトの高機能バッグ。同デザインのウォレットは、内側のポケットにぴったり収まる。ミカフェートのオンラインストアでも購入可。
URBAN JÜRGENSENのワン コレクション
ウルバン ヤーゲンセンの時計。オン・オフどちらにも合うので重宝している。
グァテマラ織のPCケース
グァテマラ織りのPCケースは、中南米の地を思い出させてくれる。
JOSÉ Y. KAWASHIMA
- 高校卒業後、単身、中米のエルサルバドルへ。現地の研究所で珈琲栽培を学び、内戦も経験。大手コーヒー会社に入社後は世界各国で農園の開発を手がけ、“失われたコーヒー種”の発見・再生に力を注いだことから、コーヒーハンターの異名も持つ。2008年にミカフェートを創業。近著に『コーヒーで読み解く SDGs』 (共著・ポプラ社)がある。
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