- 山の上から、街全体にまで広がる美しい茶畑。その景観は、「日本遺産」にも登録されている見事なものだ。気象条件と土壌が香り高い煎茶の栽培に適しているとして、鎌倉時代に定植されたのだという。江戸時代には皇室領として京都御所に納められるようになった銘品であり、現在も宇治茶の生産の約4割を、この和束(わづか)の地域が占めている。まさに銘茶の故郷ともいえるのが、この和束なのだ。
- 和束では飲むだけでなく、茶摘みや手もみ体験、ガイド付きのトレッキング、お茶の淹れ方講座、飲み比べ体験など、茶文化に親しむことのできるプログラムも充実。清流と豊かな森に囲まれた土地らしく、サイクリングなどのアウトドアアクティビティを堪能することもできる。
和束でもっとも有名な「石寺の茶畑」。京都府の景観資産の第1号にも指定され、春には桜並木と茶畑の見事な景色が広がるという。
山の斜面に広がる「原山の円形茶畑」。自然の美と、人の営みとが作り上げた景観を楽しめる。ハイキングコースとしてもおすすめだ。
- 茶畑の景色をゆっくり眺めたいならば、有名な「石寺の茶畑」の正面にある「dan dan cafë」へ。抜群の眺望である展望スペースは、周囲のお茶農家の協力を得ながら整備したという。手作りの温かみが随所に感じられる和みのスペースで、抹茶やほうじ茶、奈良の植村牧場のミルク、季節の果物などを使ったジェラートをはじめとしたカフェメニューが楽しめる。ひとつひとつが手作りの日替わりのランチ「だんだんごはん」は予約するのがおすすめだ。
「観光に訪れた人がゆっくり景色を楽しめる場所を」と作られたカフェ。石寺の茶畑の景色を満喫しながら、お茶やジェラートでひと休みできる。
dan dan cafë
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住所:京都府相楽郡和束町石寺東谷1-1
TEL:0774-66-1185
営業時間:11:00~L.O.19:00
www.instagram.com/dandancafe_wazuka
※Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。