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2020.03.27
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アート・建築・グルメ
横浜カルチャークルージング
Bistoronomie "L'ATELIER1959" Yokohama

黄金町や吉田町などでも、 市民がつくり上げた横浜の文化が生まれています。
その一部を巡ってみましょう。
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  • Mikiko Arikawa
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  • Daisuke Yanagi
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  • 古くからの横浜の面影を残す野毛と橋でつながる吉田町は、アートと音楽に縁がある場所だ。200mほどの通りを中心に、年間を通して「アート&JAZZフェスティバル」や「吉田まちじゅうビアガーデン」、骨董市などが行われている。
  • そんな吉田町での食事なら「ビストロノミー“ラトリエ1959”ヨコハマ」がおすすめだ。内装はパリから取り寄せたというアールヌーヴォー様式の壁紙をはじめ、レトロでシック。世界各国の料理本や民俗学の本が本棚にびっしり並べられ、まるでグルマンな知識人の家のよう。
  • ゆっくりと食事ができるテーブルは5席。気軽に前菜とワインを楽しめるカウンター席もあり。
  •  その設えは、ビストロとガストロノミーを掛け合わせた“ビストロノミー”を提唱するオーナーシェフ・河内暢也さんによると、一期一会の感動を味わっていただく「総合芸術空間」なのだという。活きたまま空輸されるオマール海老や、USトップグレードのプライム格付アンガス牛、三浦の朝採れ野菜、厳選された調味料や香辛料など、最高の素材の絶妙な火入れから生み出された横浜創作料理はまさに“アート”。セラーにはフランス、イタリアを中心としたワインが並ぶ。ソムリエ資格もある河内さんに相談し、料理との最高のマリアージュを楽しんでほしい。
  • グルマンコースの前菜より。「ズワイガニ、イクラ、旬菜のカクテル。シャン・ド・フルール(花畑)仕立」の仕上げをする河内シェフ。エディブルフラワーと山菜の仕上げもエレガント。

  • 世界で一番美しい島と言われる、カナダのプリンス・エドワード島。そこから活きたまま空輸されたオマール海老をスチームコンベクションで低温調理(ミキュイ)した「アトランティック・オマール海老とムール貝の白ワイン蒸し。エシャロットを効かせたソース・ブールブラン添え、ベルモットの香りを漂わせて」。グルマンコースの魚介のメイン料理より。
  • パリの街角にあるような外観。

ビストロノミー“ラトリエ1959”ヨコハマ

  • 住所:横浜市中区福富町東通2-15-2F
    TEL:045-777-8819
    営業時間:18:00~23:00(L.O.22:00)
    不定休 要予約
    latelier1959.com/

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