浅野川沿いの金沢町家で地の恵みを生かした仏懐石を
- 冬が旬のガスエビと加賀野菜の金沢春菊を使った前菜を口へ運ぶと、ガスエビの濃厚な甘みと香ばしい風味、金沢春菊のさわやかな香りが口中に広がる。聞けば、ガスエビは殻つきのまま軽く炙り、ソースにも頭や殻からとった出汁を使って、旨みを最大限に引き出しているという。「素材を余すところなく使う」。それは、シェフの伊藤篤史さんが、生産者との距離が近い金沢に移り住んでから、より強く意識していることだ。
金沢春菊のババロアの上に、ねっとりとして甘いガスエビと、ウニを贅沢に。地元作家の器を積極的に使用。
金沢の正月料理「かぶら寿し」にも使われる、金沢青かぶを煮詰めたクリーミーなソースが、うろこの香ばしい甘鯛にマッチ。仏懐石は、昼¥3,850~、夜¥8,800~。
- 福井出身の伊藤さんは、東京・浅草の2つ星フレンチや有名洋食店で10年間修業した後、金沢で和食の経験を積む。「流寓」では、それらをすべて生かした“仏懐石”を、1日3組限定で提供。眼下に浅野川を望む建物や、地元作家の器も含めて、金沢の食の豊かさを堪能してほしい。
福井の実家は洋食店という伊藤さん。ランチでは、カツやカレーも提供。
主計町茶屋街にある町家を大切に改装。
LUGU 流寓
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住所:金沢市主計町2-10
TEL:080-3249-9012
営業時間:カフェ&ランチ 11:00~19:00/懐石コース(予約制)12:00~、18:00~
定休日:水曜、月1日不定休
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