上品に、豪快に。ふたつの美味しさをいただく
- 松山の中心繁華街、大街道商店街の入り口という好立地に位置する、ホテル2階のレストラン「ピノモンテ」。イタリア語で「ピノ (Pino)」は「松」、「モンテ(Monte)」は「山」を表している。落ち着いた雰囲気の内装で、窓から松山市内を走る市電が見えるのが趣深い。レストランには松山風と宇和島風の2種類の鯛めしが揃い、どちらもピノモンテ自慢の人気メニューだ。
- まずは松山風。小さな土鍋でひとつずつ炊き上げており、一緒に炊き込まれた鯛は、スタッフがテーブルで丁寧に骨を取り除いて混ぜ合わせ、お茶碗によそってくれる。ホテルならではのきめ細やかなサービスだ。口の中に入れると鯛の濃厚な旨味と、程よくついたおこげの芳醇な香りが広がる。
- 次に宇和島風。短冊状に切られた鯛の身は、食感の違う背と腹がバランスよく盛り込まれている。この宇和島風鯛めしにはふたつの食べ方がある。主流は、たっぷりの冷たい出汁に玉子を溶き、その中に鯛の切り身を和え込み、ドサッとご飯にかける方法。もうひとつはピノモンテオリジナルの、温かい鯛の出汁をかける茶漬け風の食べ方だ。
- ご飯はおひつで2膳分あるので、両方の食べ方を試してほしい。その際には、ぜひとも豪快にかき込んで食べるのがおすすめ。そう、宇和島風はもともと、漁師たちの日常食なのだから。
宇和島風鯛めしセット¥2,090。松山鯛めしセット¥2,090。ディナーで提供され、じゃこ天やサラダ、麦味噌汁、漬け物、デザート付き(松山鯛めしにはさらにサザエの天婦羅)。
レストラン ピノモンテ
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松山東急REIホテル
住所:愛媛県松山市一番町3-3-1
TEL:089-941-0109
営業時間:6:30〜10:30(L.O.10:00)、11:15〜14:00(L.O.13:30)、18:00〜21:00(L.O.20:30)、土・日曜・祝日のランチは11:15〜14:30(L.O.14:00)
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