GOURMET

2025.03.21
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三島のカフェを巡る➁
贅沢な一杯とともに、自分と向き合えるカフェ「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」

日々の喧騒の中で、自分の声をじっくり聞く時間はどれくらいあるだろう。

三島のカフェ「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」は、そんな特別な時間を与えてくれる場所。

クラシカルで落ち着いた空間に広がる、丁寧に焙煎されたコーヒーの香り。カップを手に取り、深く息を吸えば、心の奥にある大切な声がふと聞こえてくるかもしれない。
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  • Mei Hiramatsu
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  • Mei Hiramatsu
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自分の大切な声を聞く場所

  • 「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」店内写真
  • 静岡県・三島駅から徒歩7分ほど。大通り沿いを歩いていると、突然、物語へ誘うような木の扉が現れた。

    椅子に置かれた「OPEN」の文字に胸を高鳴らせながら扉をスライドすると、中は洞窟のように落ち着く空間が広がっている。
  • 「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」店内写真
  • 「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」は、「自分の大切な声を聞く場所」がテーマのカフェ。それぞれのテーブルで紡がれる時間にそっと寄り添い、訪れる人が「自分自身と向き合える」時間を提供することを大切にしている。

    店主の山崎さん自身も、コーヒーを味わう時間が「自分の心の奥深くに耳を澄ます」瞬間であり、そんな空間を作りたいという想いからこの店をオープンしたという。
  • 「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」店内写真
    店内はグレートーンを基調とし、古道具の温もりを取り入れたクラシカルな雰囲気。
  • もともとは熱海のカフェで店長を務めながら、定休日の水曜日だけコーヒーリヤカーで活動していた山崎さん。「WEDNESDAY COFFEE STAND」は、そのときについた名前を引き継いだのだそう。

    店内は、熱海のカフェで店長を務めた経験や繋がりを生かしながら、内装の塗料選びから古道具のセレクトまで、山崎さんが一つひとつ丁寧に組み合わせて独自の空間を作り上げた。
  • 木のランプシェードは木工職人、齋藤勝弘氏の作品「record」
  • 特に意識したというのが、席の配置。視線が合わないよう工夫され、ひとりでも落ち着ける設計になっている。

    店内の案内も基本的に2名までとし、訪れる人がそれぞれの時間を大切にできるよう配慮しているのだとか。
  • テーブルには、山崎さんがセレクトした「その時間にふと手に取りたくなる本」が並ぶ。
  • 喫茶店で出会った古本文化に影響を受け、店内には有名だけれど読んだことのなかった本や、文章表現に触れられる本をそろえた。

    コーヒーの本、詩と版画のコラボ作品、入手困難な貴重な一冊、そして近くの絵本屋の本も取り入れ、訪れる人にささやかな発見を提供している。

「少し贅沢で上品なコーヒー」と、スイーツを届けるために

  • 「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」コーヒーとスイーツ
  • 「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」では幅広いラインアップのコーヒーメニューをそろえているが、すべてに共通するのは「少し贅沢で上品なコーヒー」であること。

    訪れた人が、店の雰囲気とともに「自分の時間」を深く楽しめるような味わいを意識し、豆の選定から焙煎に至るまで細やかにこだわっている。

    ブレンドは、一般的な「スペシャルティコーヒー」よりも、もう一段階上の「トップスペシャルティ」の豆を厳選し、焙煎度合いの異なる3種類を用意。

    華やかで果実味のあるエチオピアの豆を半分以上使用することで、飲んだ瞬間に「上品さ」と「特別感」を感じられる一杯に仕上げている。
  • 左 カフェラテ ¥800(税込)/右 かぼちゃのプリン(秋冬限定、春夏はカスタードプリンに変更)¥600(税込)
  • カフェラテには中煎りのブレンド豆を使用し、しっかりとしたコーヒー感を出しつつ、ミルクの割合は多めに。濃厚ながらも、コーヒーが苦手な人でも飲みやすいマイルドな口当たりになっている。
  • コーヒーを主役に考えられたスイーツやトーストも、「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」の魅力。レアチーズケーキやガトーショコラ、あんバタートーストなど、「迷ったらここに来よう」と思える安心感のあるメニューが並ぶ。

  • 「熱海の観光地で働いていたころは、常連さんでも1年に1回くらいの感覚でしたが、三島では地元の方々が多く訪れてくれますね」と山崎さん。受験生が三島大社を訪れた帰りに立ち寄ってくれることもあれば、観光客や年配の方まで幅広い層の方が訪れるのだそう。

    それぞれのテーブルでは、次の行き先を話す人、仕事の話をする人、静かに自分の時間を過ごす人など、多様な時間が流れている。お互いが自然にひとつの空間を共有している絶妙なバランスこそが、このカフェの魅力なのかもしれない。

    コーヒーの香りに包まれながら、静かに自分の声に耳を澄ませる時間。

    そんな大切なひとときを過ごせる場所として、「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」は今日も静かに扉を開けている。

WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER

JR三島駅南口から徒歩1分 富士山三島東急ホテル

  • 東海道新幹線・三島駅へは、首都・東京の喧噪を離れること約45分。富士山や多彩な観光スポットへのアクセスに便利です。時間に余裕を持たせて、箱根や伊豆などの温泉地へ足を運ぶのもおすすめ。
  • 「富士山三島東急ホテル」エントランス
  • ホテル最上階の展望温浴施設「富士の湯」では、ゆっくりとお風呂に浸かりながら、富士山や箱根山麓、駿河湾の眺望を楽しめます。自然の空気を感じながら、心身ともに癒しのひとときを。
  • 「富士山三島東急ホテル」展望温浴施設
  • ホテルステイの楽しみの一つである朝食。
    静岡産こしひかりのお茶漬けや、炉端で焼き上げる鯵の干物、当地グルメの「みしまコロッケ」やわさび丼など、ブッフェスタイルで好きなだけ味わえます。
  • 「富士山三島東急ホテル」朝食
    静岡県産こしひかりのお茶漬け(朝食で提供)
  • 「富士山三島東急ホテル」朝食
    炉端で焼き上げる鯵の干物(朝食で提供)

「富士山三島東急ホテル」宿泊券プレゼント!

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    【応募締切】
    2025年5月15日(木)

    【プレゼント内容】
    富士山三島東急ホテル ペア宿泊券(朝食付き) 1名様
    有効期間:2025年6月1日~11月30日(除外日あり)

    【クイズ】
    三島駅南口から徒歩1分の富士山三島東急ホテル。
    富士山や箱根山麓、駿河湾の眺望を楽しめる、最上階の展望温浴施設の名前は、「○○の湯」です。○○に入るのは?

    ヒント:富士山三島東急ホテル公式ウェブサイト 温浴施設
    tokyuhotels.co.jp/mishima-h/spa/
  • 「富士山三島東急ホテル」部屋



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