岩中豚の旨さに出会うポークソテー
- JR大森駅から徒歩で約10分。表札に「洋食入舟」と掲げる古民家が現れた。洋食入舟は大正13年創業。昭和24年ごろに大森駅前から現在の建物に移った。メニューは、創業当時からほとんど変わらない。やわらかく旨みがあるという、岩手県産ブランド「岩中豚」ロースのポークソテーをいただいた。赤身にすっとナイフが入り、かむとほろりと身がほぐれた。外側は香ばしく焼き上げられ、中に肉の旨みがぎゅっと閉じ込められている。脂身を口に入れると、その深い味わいに驚いた。脂のくどさがなく、さっぱりと甘みがある。デミグラスソースは創業当時から継ぎ足してきたもの。トマトソースをベースに和牛の煮汁と赤ワインなど、厳選した食材をじっくりと煮込んでいる。「このソースは、私にとってなによりも大切なものです」と4代目の松尾さん。足しげく通う地元の常連たちのために、松尾さんは今日も腕をふるう。
「岩中豚のポークソテー」単品¥1,450、ライス付き¥1,660(月曜ランチタイムは日替わりメニュー価格でライス付き¥1,450)
洋食入舟
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住所:東京都品川区南大井3-18-5
TEL:03-3761-5891
営業時間:11:30〜L.O.13:30、17:00〜L.O.20:30
定休日:日曜・祝日の月曜