世田谷区内の食の循環から生まれた味
- 眼下に多摩川、遠くには朝日に輝く富士山という爽快なロケーションを眺めながらいただく、「The 30th Dining Bar」の朝食。先ほどから、ダイニングには深呼吸したくなるような、ふくよかな出汁の香りが広がっている。
- カウンターに並ぶのは、「おいしさはもちろん、健康と食の大切さも感じていただきたい」と田島秀樹料理長が考え抜いた料理の数々。一番人気は、削り立てのかつお節がたっぷりのった卵かけご飯。卵の殻は薄水色。南米原産のアローカナという品種の卵だそうだ。
- 「じつは世田谷産です。区内で6000坪の敷地を持つ農園『吉実園』さんが放し飼いしている鶏の卵を取り寄せています。滋味深く濃厚でしょう?エサに二子玉川産のクラフトビール『ふたこビール』の醸造時に絞り残った麦芽が混ぜられています。この卵かけごはんは、世田谷区内の食の循環から生まれた、二子玉川エクセルホテル東急だからこその味なんです」
- ほぼ毎朝、ライブキッチンに立つ田島料理長は、お客さまを前にした調理にもこだわる。卵かけごはんは米の量に合わせ、醤油の量を加減。醤油は選び抜いたあごだし醤油の減塩タイプだ。ごはんと卵の混ぜ方もほどよく絡むように、その都度変え、仕上げにかつお節をふんわりとのせてくれる。
- ゆらゆらとゆらぐかつお節に鼻をくすぐられながらほおばると、とろりとした卵がご飯を包み込むように絡む。まろやかな旨みの醤油がご飯と卵の甘みを引き立て、ほどよいアクセントに。間違いなく、「また食べたい」と記憶に残るおいしさだ。
いまでは珍しい木製の削り器を使い、田島料理長がかつお節を削る姿もお客さまを楽しませる。
- 朝食で見逃せないもうひとつが、サラダバーに並ぶスーパーフード。少量でも栄養価が高く、不足しがちなビタミンや食物繊維などが補える。ここの朝食でスーパーフードのファンになったお客さまも多いという。
- 二子玉川エクセルホテル東急の朝食には、お客さまの体を気づかう温かなおもてなしの心が息づいている。
二子玉川エクセルホテル東急
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住所:東京都世田谷区玉川1-14-1
TEL:03-3700-1093
アクセス:東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」か徒歩約5分/首都高速〈用賀ランプ〉東名高速〈東京IC〉から約10分
tokyuhotels.co.jp/futako-e